ボランティア合唱会についてのご報告

皆さん、こんにちは!副理事長の佐藤です。

 震災の2年後2013年から始めた南三陸町のボランティア活動ですが、5月19日(日)~23日(木)の5日間、4年半ぶりに工藤事務局長と南三陸町のボランティア合唱会に行って参りました。久しぶりの合唱会ということもあり、我々はいつもより緊張しながら会場に入りましたが、どの会場でも、月日を感じさせない笑顔の皆さんとお会いすることで、すぐにその緊張はほぐれ、心通じ合え、とても楽しく盛り上がり、全6回、総勢175名集まった合唱会となりました。

 始めた当時は現地の様々な方々にご協力いただき、震災後の仮設住宅や移住を余儀なくされた一番不安な時期に近隣の方と仲良くなるきっかけや、大きな声を出し、思い切り笑い合唱することで心和む時間を共有していただきました。そして継続してきたことが今回の皆さんの笑顔だと実感でき、我々にとってもとても感慨深い合唱会となりました。

2024年5月21日南三陸町入谷公民館にて行われた合唱会の様子

 

 南三陸町では、道路や住宅などの整備はほぼ完了し、国からの復興予算も来年度で終了になるとのことです。最終日に岡田理事長が現地に合流し合唱会を視察され、教育委員会教育長の齊藤明さん、元 入谷、志津川公民館館長の佐々木仁一さん等から近況のお話しを伺いました。

 たくさんの方が亡くなったこの街でまだ癒えない心の復興のために、ボランティア合唱会は、年1回のペースで震災20年の節目となる2031年まで可能な限り続けていくことになりました。今後もお力添えをお願いします。そして、この活動を継続できているのも、団員の皆様からのボランティア基金があるからこそであり、そのことを現地でも毎回話しています。あらためて、ご協力に感謝申し上げ、ボランティア合唱会のご報告とさせていただきます。

 また、皆様からお預かりしましたボランティア基金より、能登半島地震の被災地へ30万円を寄付いたしました。寄付先は東日本大震災の時に当法人から寄付を行ったジャパン・プラットフォームです。

南三陸町関係者の方々と一緒に